
面接でよく聞かれる質問があると以前聞いたが、どういうものだったか……

ああ、紹介予定派遣の面接の記事で書いたやつね。
自己紹介(自己PR)、その企業に応募した理由、自身の長所と短所

しかし、自己紹介、自己PRか……何をどう答えればいいんだ?

あ、あと自己PRは面接の時だけじゃなくて、応募時の履歴書、職務経歴書にもよく書かされるねぇ……

それだけ鉄板、ということか

今回は面接時での自己PRに絞って書いていきます
転職活動において、自己PRは非常に重要な要素です。
自己PRがしっかりしていると、自分のスキルや経験を効果的に伝えることができ、採用担当者の印象に残る可能性が高まります。
特に競争が激しい業界や職種では、他の候補者との差別化が求められるため、自己PRが成功の鍵となります。
自分の強みや成果を明確に示すことで、理想の職場に近づくことができる、と言っても良いでしょう。
また、過去の経験や成長を振り返ることで、何が得意で何を改善すべきかを見極めることもできます。
このプロセスは、転職活動だけでなく今後のキャリア全般においても役立つでしょう。
あと、先述しましたが自己PRは面接だけでなく、履歴書や職務経歴書にも反映されるべき要素ですので、書類においても、自分の価値を的確に伝えるためには、自己PRが不可欠。
したがって、効果的な自己PRを準備することは転職活動全体を成功に導く重要な要素になります。

では、これまでの職歴で我がいかに商品を売ってきたかを具体的にPRして……

待って待って待って!
エーヌ、君、そもそも面接で一番大切なこと忘れてる!
面接で何より重要なのは『伝えること』!

? どういう意味だ?

面接の大前提なんだけど、一番大事なのは面接官に話したことを、正しく理解してもらうこと。
君が流暢にガーッと話したい事を一方的に話しても、合格するとは限らないって話。
僕も過去にあったからね、しっかり全部話すべきことは話せたのに落ちた、ってこと

話すことばかりに意識を割かれてしまい、伝えることを怠ってしまった訳か。
フム、なるほど……緊張していれば、有り得る話だな。
確かに、面接における『前提』と言えるか。
話すより、伝える、だな……覚えておこう。

面接は面接官の質問にちゃんと答えた上で、きちんと伝わってこそだからね。
自分の強みやスキルをリストアップ
自己PRを作成するためには、いくつかの基本ステップがあります。
第一に、自分の強みやスキルをリストアップすることから始めましょう。
これは過去の職務経験や学んできたことを振り返り、自分が他の候補者に対してどのように差別化できるかを考える良い機会です。
自分の得意分野や特技、達成した実績を具体的に挙げてみると良いでしょう。これにより、自己PRの基盤が形成されます。
次に、それらの強みやスキルが求められている職種や業界にどのように関連しているのかを考えましょう。
具体的な職務内容や求められるスキルを調査し、自分の経験がどのように役立つかを明確にすることが重要です。
こうすることで自己PRがよりターゲットを絞ったものになり、採用担当者に具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。
最後に、自己PRを実際の表現に落とし込むステップ。
例えば、「私は前職で売上を20%向上させた経験があります」といった具体的な成果を示すんですね。
自己PRは自分の言葉で語ることが重要ですので、あまり堅苦しくなりすぎず、自然なトーンで表現するよう心がけましょう。

よし、では今度こそ我が、これまでの職歴でいかに商品を売ってきたかをPRしよう。
我は以前勤めていた小売店で液晶TVを主要通路に一斉展開することで前年比200%の売り上げを出したことがある!

じゃあ、面接を想定して、こっちも面接官として答えてみようか。
はい、エーヌハーターさん。
ではその成果が、具体的に当社ではどのように活かされるのか、お話頂ければと思います(´∀`)

……何?

ほら、僕達って40代のミドルキャリアじゃない?
紹介予定派遣とか、正社員でも40代の平社員を募集している面談ならそれで充分なんだろうけど、30代、40代ともなれば役職持ちの人がいるわけじゃない?
役職や数値を盛り込んだエピソードは確かに客観的なんだけど、役職持ちの人を募集している企業の面接官にとってはもう一押し欲しいんだよ。
何せ、30代、40代での即戦力を欲して人材の募集をしているんだから。
だから、そういったエピソードを交えた上で、入社後にどういう具合に貢献できるかまで話を広げて貰いたいの

ぬう……貴様、ずいぶんと詳しくないか?

小売店に勤めていた時に、総務やったから、採用面接もしたことがあったの
だから、独学だけど『採用側』の面接の勉強もしたわけ(-_-;)
あの頃は売場作りに正社員とパートさんのシフト組んだ上で、売り上げの管理して面接までやったからめちゃくちゃ疲れた(-_-;)
もうやりたくない(T‐T)

……(その割にはコイツ、かなり考え無しな行動をするんだが何故だ?)
相手の立場に立って考える
自己PRをより効果的にするためには、いくつかのヒントやコツを押さえておくことが有益です。
まず、相手の立場に立って考えることが大切です。
採用担当者が何を求めているのか、どのような人物像を理想としているのかを理解することで、自己PRをより的確に調整できます。
求人票や企業のウェブサイトをよく読み、求められるスキルや特徴を把握することが第一歩です。
次に、自己PRは短く簡潔にまとめましょう。
特に面接では、時間が限られているため、要点を絞って伝える必要があります。
自分の強みや実績を3つ程度に絞り、具体的なエピソードを交えながら簡潔に説明することが効果的。
これにより、相手にとって聞きやすく、印象に残りやすい自己PRを作成できます。
それと、練習も欠かせません。
面接って意外と緊張するものです、練習も無しで面接でぶっつけ本番をやってしまうと、全然答えられない、ってことがあります……過去に面接した人が、フリーズしていた人いましたね(´∀`)
声に出して話すことで、自分の言葉として定着させることができます。
友人や家族に聞いてもらい、フィードバックをもらうことで改善点を見つけることもできるでしょう。
転職エージェントなどでは模擬面接なども行うところがあるので、そういう場を活用するのも良いでしょう。
自己PRは自分の価値を伝えるためのもの
自己PRを効果的に行うためには、いくつかのポイントを押さえることが重要。
まず、自己PRは自分の価値を伝えるためのものであることを忘れないでください。
前述したように、単にスキルや経験を羅列するのではなく、どのように自分が貢献できるかを具体的に示す必要があります。
自己PRを通じて、企業にどのようなメリットをもたらせるのかを意識しましょう。
次に、自分の成長ストーリーを語ることも効果的。
過去の経験から学んだことや、どのように成長してきたのかを具体的に示すことで、採用担当者に自分の人柄や成長意欲を伝えることができます。
これは20代の若い人であれば特に有効。
若いってだけで伸びしろの塊ですからね、転職活動の際に新しい挑戦を求める姿勢をアピールするのに役立ちます。
自分のストーリーを語ることで、他の候補者との差別化が図れるでしょう。
あとは、フィードバックを忘れずに。大切にしましょう。
他者の意見を聞くことは非常に重要です。
率直な感想を他者に求めることで、改善のヒントが得られるでしょう。
客観的な視点からのフィードバックは、自己PRをよりブラッシュアップするための貴重な情報源となります。
結論
効果的な自己PRは、転職活動において非常に重要な要素。
自分の強みや経験を的確に伝えることで、あなたにとって理想の条件での就業に近づくことができます。
基本的な事柄を押さえ、相手のニーズを理解し、具体的なエピソードを交えた自己PRを作成することが成功の鍵です。
また、フィードバックを大切にし、自分自身を深く理解することで、より魅力的な候補者として際立つことができるでしょう。
1 自分の強みやスキルをリストアップ
2 相手の立場(面接官・企業)になって考える
3 自己PRは自分の価値を伝えるためのもの
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