紹介予定派遣のメリットとデメリット3選

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紹介予定派遣のメリットとデメリット3選

エーヌハーター
エーヌハーター

N畑、質問がある。前回の記事にあった紹介予定派遣とは何だ?

貴様のようなバカでも人並みに稼げるようになるのなら、皆、その制度を活用すれば良いのか?

N畑
N畑

バカはないでしょ、バカは……

まぁ、同じ失敗何度か繰り返したことは否定しないけど……

じゃあ、今日は紹介予定派遣のメリットとデメリットを3つまとめていきます。

まず紹介予定派遣は、派遣会社が労働者を企業に派遣し、一定期間の後にその企業が労働者を正社員として雇用することを目指す雇用形態になります。

この仕組み、企業側にとっては新しい人材を試用できる機会を提供し、労働者側にとっては職場の環境や業務内容を事前に体験することができるのが魅力的。

かくいう私も、今書いたメリットを活用することで『これはないな』と思った一族経営の会社への転職を回避しています。


この制度の背景には、企業が即戦力の人材を確保したいというニーズと、労働者が安定した雇用を求めるという双方の希望が存在します。

紹介予定派遣は、私たち労働者にとっては新しい職場環境を体験できる場として、企業側にとっては適性を見極める手段として機能しています。

また、労働者は派遣期間中に、企業文化や同僚との相性を確認することができ、正社員としての雇用契約を結ぶ際のリスクを軽減できる点もメリットの一つです。

しかし、紹介予定派遣はその仕組み上、デメリットも少なからず存在します。

エーヌハーター
エーヌハーター

フム、聞いた限りではメリットが多い制度のように思えるぞ

N畑
N畑

もちろん、メリットはあるよ。メリットがなければそもそも制度として廃れているだろうし。

ただ、メリットだけではない、っていう話。

まずはメリットを3つ、あげていこうか

紹介予定派遣のメリット

1⃣ 労働者が実際の職場環境を体験できる点。

通常の雇用形態では、入社後に職場の雰囲気や業務内容が自分に合わない、なんてことを事前に知ることはできません。

そこで働いていないので、当たり前と言えば当たり前の話です。

自分には合わない、となったら、早期退職につながることも少なくありませんからね、私のように(-_-;)

しかし、紹介予定派遣では、一定期間の試用期間が設けられているため、自分に適した職場かどうかを見極めることが可能です。

これにより、労働者は自分のキャリアにおいて重要な選択をより慎重に行うことが可能で、履歴書に短期離職の経歴を書かずに済むわけです。

履歴書には期間を勤め上げれば『雇用期間満了のため退職』と書けるのですから。

次にあげられるメリットとしては

企業にとってもこの制度は有利であること

新たに正社員を雇用する際、企業はその人材が必要なスキルや適性を持っているかどうかを確認する時間を持つことができます。

通常の採用プロセスでは、面接や試験だけでは候補者の実際の仕事ぶりを評価することは難しいものがあります。

実際問題、面接だけでその人の働きぶりや性格などを見極めようとしても、限界があります(-_-;)

が、紹介予定派遣であれば、労働者が実際の業務を行う様子を観察できるので、ミスマッチを防ぐことがでるんですよね。

実際問題、今私の会社で働いている人でも問題のある社員は存在します(T‐T)

しかし、現在の日本の雇用制度では多少問題があるくらいでは解雇できませんからね(T‐T)

この企業にとっても有用であるというメリットが存在するため、企業側はより安定した雇用関係を築くことができます。

三つ目のメリットは

3⃣ 派遣会社が労働者の採用や雇用契約の管理を行うため、労働者は雇用の手続きに煩わされることなく、スムーズに仕事に集中でること。

このようなサポートがあることで、労働者は安心した環境でスキルを磨くことができ、結果として企業側にも恩恵をもたらすことにつながります。

ただ、前述した二つのメリットと比較すると、このメリットは正直小さいかなぁと言うのが正直なところですね。

正社員になれば、会社の経理やら人事やら総務がこういう作業をこなしてくれる訳ですから。

N畑
N畑

メリットについては、こんな感じになるね。

エーヌハーター
エーヌハーター

では、貴様が感じているデメリットについて述べて貰おうか

紹介予定派遣にあるデメリット

1⃣ 就業期間中に厳しい業務状況に直面する可能性

派遣先の企業が求める業務内容や期待される成果が高い場合、労働者は精神的・肉体的に大きな負担を感じることがあります。

特に、派遣期間が短い場合には、短期間で成果を出すことが求められるため、プレッシャーが増すことがあります。

N畑
N畑

これについては、前述した一族経営の会社で起こった話なんだけどね(-_-;)

エーヌハーター
エーヌハーター

基本的に後先考えずに即行動、の貴様にしては珍しくネガティブな反応だな

逆に興味深い、何が起こった?

N畑
N畑

ここ、紹介予定派遣の会社だったんだけど、入社して十年近いキャリアのある正社員ですら手をつけられないような県庁とのやりとりを、入社して三カ月の僕に任せきりにしたんだよ、社長が率先して(-_-;)

あまりの事態に、派遣社員の僕一人で県庁に赴いた際、県庁の担当者さんを呆れさせるという離れ業をやってのけてね(-_-;)

決定権も裁量も何もかもない派遣社員一人が県庁に赴いて、どういうやり取りが出来るのかって話で……うん、あの時はすごく肩身が狭かった(-_-;)

エーヌハーター
エーヌハーター

……確認だが、貴様は正社員ではなく、あくまで派遣社員だよな?

N畑
N畑

……(無言で頷く)

こういうのはそうそうないかもしれませんが、実際に私が味わったデメリットの一つなので、参考までに。

次に、人間関係の問題もデメリットの一つにあげられるでしょう。

新しく職場に入る場合、既存の社員との関係構築に苦労することが多く、特に派遣という立場では、疎外感を感じるケースがあります。

職場の文化に馴染めなければ業務に対するモチベーションが低下することも考えられますし、派遣社員としての立場が固定されてしまうことで、正社員と比べて自身の意見が軽視される場合もあります。

個人的には、職場に馴染むというのは正社員でも直面する問題ですので、

2⃣ 正社員と比べて自身の意見が軽視される可能性

がデメリットとしてあげられますね。

さらに、ここが一番でかいデメリットかもしれません。

3⃣ 給与面においても不利な条件が存在する

紹介予定派遣では、派遣社員としての給与が支払われるため、正社員と比べて低いことが一般的。

また、正社員とは異なり、昇給やボーナスの機会が限られます。

ただこの辺りは通常の派遣社員と同じなので、頑張って正社員になろう、というモチベーションにもなり得ます。

と言うか、そのための紹介予定派遣ですからね。

ただ、紹介予定派遣ですので、派遣会社に企業がお金を支払ってでも欲しい、正社員として採用したいと思わせられるか、という点ではハードルが高くなるかもしれません。

ですが、昨今の人材不足を考えれば普通に働ければ30代だろうが40代だろうが来てくれ、という会社は多いと思います(私が現在勤めている会社がそうです)

メリットとデメリットについてはわかった。

ついでに正社員とはどのように違うのかも知りたい

N畑
N畑

オーケー(´∀`) 

じゃあまとめていくよー

紹介予定派遣と正社員の最大の違いは、雇用形態そのもの

正社員は企業に直接雇用され、安定した給与や福利厚生を受けることができますが、その一方で紹介予定派遣は、派遣会社を通じての雇用になります。

そのため、給与や待遇が企業によって異なるので明確な安定感には欠けてしまいます。

それと、正社員は昇進の機会がある一方、紹介予定派遣の場合、派遣期間中に正社員に転換されるかどうかは不確定。

さらにあげれば、正社員は長期的な雇用が保障されていますが(滅多なことではクビにならない)、これに対して、紹介予定派遣は一定期間が過ぎると雇用が終了する可能性があります。

福利厚生の面でも、正社員は企業が提供する健康保険、年金、育児休暇などの恩恵を受けられますが、紹介予定派遣では派遣会社から提供される福利厚生が限られているケースが多いです。

ですので労働者側は、あくまで正社員になるための紹介予定派遣、と認識して制度を活用すべきだと私は思います。


特に福利厚生については、医療や教育に関する福利厚生が不足しているケースが多々あります。

派遣会社が派遣社員の資格取得のための補助金を出す例を私は知りませんし、育休がある派遣会社も存じ上げません。

労働者は自身や家族の健康や育成に影響を及ぼす可能性があります。

例えば、育児休暇や産前産後休暇が整っていない場合、子どもの育成に対する負担が増え、仕事と家庭の両立が難しくなることがあります。

また、先程の資格取得の例でもわかるように、教育に対する支援がない場合、キャリアアップのための学習機会を逃すことになり、長期的なキャリア形成に悪影響を与えることも考えられます。


さらに、福利厚生が制約されることによって、労働者のモチベーションや業務パフォーマンスにも影響が及ぶ可能性すら出てきます。

紹介予定派遣は、企業と労働者双方にメリットを提供する雇用形態ですが、デメリットも少なくありません。

特に、雇用の不安定性や労働条件の制約、人間関係の問題などが挙げられます。

前述した通り、『労働者側は、あくまで正社員になるための紹介予定派遣』と認識して制度を活用すべきだと私は思います。

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