転職時の面接で退職理由が重要になる訳3選

ところで、転職時の面接では退職理由がやたら聞かれたのだが、何故だ?

それはねー、面接官の立場になればよくわかるよー( ノД`)
ほら、僕も君も短期離職を繰り返している時期があるから

……我は貴様の第二人格なのだから、全部貴様のせいではないか
面接官が退職理由を知りたい訳
転職活動において、退職理由は非常に重要な要素となります。
これは、企業側が候補者の過去の職務経験や価値観を理解する手がかりとなるからです。
特に、退職理由はその人がどのような職場環境や文化を求めているのかを示す指標となります。
例えば、「上司とのコミュニケーションがうまくいかなかった」という理由で退職した場合、次の職場でも同様の人間関係の問題が生じる可能性を考慮されることがあります。
私のように短期離職を繰り返していると『コイツは何でこんな短期間に離職を何度もしているんだ?』と疑問に思って面接官は聞いてくる訳です。
時間とお金をかけて人材を採用したのに、戦力にならなかったりすぐに辞められたりすると採算が全然合わない訳で、そのような事態を避けるためにも退職理由を探ることで、面接官は違和感、つまり面接をしている相手が矛盾していることを言っていないか(つまりウソついてないか)などを探っている訳です。
他に退職理由を探る訳は、その人のキャリアパスや成長意欲を反映することもあるからですね。
「新しいスキルを習得したくて退職した」という理由は、自己成長を重視する姿勢を示す一因となりますが、こういうポジティブな理由が良い……と面接の本とかには書いてありますが、コレ、ケースバイケースです。
そのため、転職を考える際には、自己分析を通じて自分の退職理由をしっかりと理解し、整理しておくことが求められます。
これにより、転職活動中に面接官に対しても明確かつ説得力のある説明ができるようになります。
退職理由を整理することで、自分自身のキャリアの方向性を再確認する良い機会ともなるでしょう。
面接官は応募者がどのような理由で前職を退職したのかを知ることで、その人の職務に対する姿勢や価値観を把握しやすくなります。
退職理由が面接官にとって理解できるなものであれば、企業はその候補者に対して好意的な印象を持つ可能性が高まります。
また、退職理由は面接の際にしばしば質問される内容でもあります。
この質問に対する回答は、応募者のコミュニケーション能力や問題解決能力をアピールする良い機会となります。
例えば、過去の職場での課題をどのように乗り越えたのか、またその経験から何を学んだのかを具体的に説明することができれば、面接官に対して強い印象を与えることができます。
さらに、退職理由は企業文化との適合性を示す要素ともなります。
企業は、候補者が新しい環境でうまく適応できるかどうかを見極めるために、過去の退職理由を参考にします。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば、コミュニケーションに課題があったとする退職理由はネガティブに捉えられることがあります。
このように、退職理由は企業との相性を判断する上でも重要な役割を果たします。

フム、企業側が退職理由を聞きたくなる訳はわかった。
しかし、貴様のように短期離職をしている者やブランクのある者はどのように理由付けすれば良い?

この辺はねえ……会社が倒産したとか、雇用期間が満了したとか僕達に非の無い理由ならそのまま伝えればいいんだけど……
そうではない場合は、事実をベースに、話を盛っちゃう(-_-;)

……それは、いいのか?

アットホームな職場です
安全第一
お客様は神様です
色々と美辞麗句を標語にしている企業あるけど、本当にそんな職場、ある?
少なくとも上三つの標語を会社の理念とかモットーに据えて活動している企業で、それをちゃんと守っていた企業、一社も見たことない!
という訳で、多少は話を盛ったところでそれがどうしたって話。
高卒なのに大卒だとか経歴詐称している訳でも、無資格なのに有資格だとウソ言っている訳じゃないんだから。
この表現に抵抗があるのなら、言い回しを変える、ってのが妥当かな。

…………(いつになく語っているな、N畑のやつ)
ネガティブな退職理由は表現や言い回しを変えるのが無難
退職理由を選ぶ際には、慎重に考えなければなりません。
まず、理由が正直であることが第一です。
話を盛る程度で終わらず、経歴詐称や資格の有無といった、虚偽の情報を述べることは後々のトラブルを引き起こす可能性がありますので止めましょう、最悪解雇につながります。
企業側は、応募者の言動を注意深く観察しているため、矛盾が生じると信頼を失うことになります。
したがって、退職理由は実際の経験に基づいて選ぶことが大切です。
その時々で異なりますが、ネガティブな退職理由は面接官に悪い印象を与える可能性が高いです。
「会社の方針が合わなかった」や「人間関係がうまくいかなかった」という理由は、あまり好意的に受け取られないことが多いでしょう。
「新しい挑戦を求めて退職した」というような無難な言い回しにすることで、上記の理由をバカ正直に述べるよりはマイナス的な印象を持たれにくいでしょう。
私の場合は、半年で三回短期離職を繰り返していますが、そのうち一回は支社の閉鎖に伴うもので、もう一つは派遣期間の満了ですので、そのまま正直に伝えました。
残る一回は、上司と反りが決定的に合わなくて退社したので、本来なら話を『盛る』ところなのですが、僕が今就職している職場の面接では、ありのままに全部ブチ撒けて合格勝ち取りました。
……あんなパワハラされて、それを退社理由として適当じゃないと考える企業ならこちらから願い下げ、という理由から正直にブチ撒けた次第です。
あとは、将来のキャリアに繋がる理由を選ぶことが大切です。
退職理由を述べる際には、その理由が今後のキャリアにどう繋がるのかを考えましょう。
「前職ではスキルを磨く機会が少なかったため、自分の成長を目指して転職を決意しました」というように、未来への意欲を説得力を伴って示すことができれば、企業にとって魅力的な候補者となるでしょう。
納得のいく退職理由を持っていることは、応募者にとって大きなアドバンテージで、特に過去の職場の経験や退職理由に対する理解が深いと、面接官に対して自信を持って説明することができ、説得力を高めることができます。
また、退職理由の説明は、応募者のコミュニケーション能力を示す良い機会でもあります。
面接官が退職理由を尋ねた際に、しっかりとした回答ができることは、自己表現や問題解決能力をアピールすることに繋がります。
この能力は、企業が求める人材像に合致する重要な要素ですので、ここで面接官の好印象を勝ち取りたいところです。
さらに、退職理由をしっかりと説明することで面接官が持つ疑問や不安を解消することができるのは、前述した通り。
転職歴が多い私のような職歴でも、前述したように理由を明確に述べれば、なぜそのような選択をしたのかという面接官の不安を軽減することができるので、次のステップへ進む可能性が高まります。
退職理由に対する面接官の考え方
面接官は、応募者の退職理由を通じて多くの情報を得ようとします。
まず、退職理由からは応募者の職務に対する姿勢や価値観を読み取ろうとします。
例えば、「キャリアアップを目指すために退職した」という理由は、成長意欲が高いことを示すため、面接官はその応募者にポジティブな印象を持つことが多いです。
もっとも、私が面接官の立場で面接した時は、この文言使う人多かったので、履歴書を見て首を傾げるような経歴(短期離職を繰り返している等)であれば、さらに突っ込んで聞いていましたが……
面接官は退職理由が企業文化や職務に適合するかどうかも考慮します。
同じ業界や職務での経験があり、かつ理由が明確で前向きであれば、企業側はその候補者を受け入れる可能性が高まりますが、不明瞭な理由がある場合は、面接官は逆に、その応募者に対して疑念を抱くこととなります。
さらに、面接官は退職理由を通じて、応募者の問題解決能力や自己分析力を探ろうとします。
結論
1 面接官は退職理由も含めて、しっかり職場で働いてくれそうな人を探している
2 そのため、虚偽を述べることを含め、不明瞭な理由でまとめられると面接官は採用に後ろ向きになる
3 また、退職理由に絡めて、過去の職場での課題をどのように乗り越えたのか、あるいはその経験から何を学んだのかを説明できる応募者は強く採用したいと思う人材だと判断する傾向がある
以上の理由から、転職時の面接で退職理由はとても重要なものになります。
コメント